就職活動してました

このブログを始めた頃…
スキルアップの為に転職しました。

銀座にほど近い循環器の病院。

循環器とは心臓や血液に関する病気を専門に扱う科で、
沢山の知識と高度な判断力を養う為の転職でした。
高度な医療って入職が大変で、当時は結構頑張りました。

実は私、正看護師ではなく、准看護師です。

患者さんから見れば同じ白衣に同じ業務、分りにくいと思います。
法律による線引きはあるものの、業務に即していない部分もあり実際は守られていません。
そんな曖昧な環境でクッキリと違うのは収入面。結構な格差です。
性別や年齢層も同じなのに、職場によっては意味不明な差別やイジメもあります。
国と都道府県の資格差は、四大卒と専門卒位の違いで、学費も修学年数も違うし、
まぁ仕方無い部分もあり、概ね納得というか、諦めていた事もありました…

でも、精神的に辛かったのか…鬱っぽくなりました。

収入格差は仕方無いにしても、同じ仕事してるのになぁ〜
なんであんな酷い仕打ちが出来るんだろ?
准看だって、ちゃんとした看護論や技術持ってるのよ?
医療はチームなハズでしょ?何だろあの空気感?

悩んだあげく、知識や技術を磨くしかないと考えたのです。

3年はイバラの道を歩こうと、薄給でいいからとお願いして入ったのが循環器でした。

ところが2年目の途中で転機がやってきます。
交通事故でオットの収入が激減したのです。
自動車会社は善悪に関わらず、安全イメージが大切で断固たる態度でした。
それまで真面目にやってきた事で、リストラされないだけマシでしたが…

贅沢をしなければ、ギリギリ生きていけるものの、
住宅ローンの繰り越し返済や、老後の貯金は出来ません。
友人の結婚を祝ってあげる事も、 緊急の出費も用意出来なくなる。

何気なく求人サイトを見てたら、某病院が募集してるじゃないですか!!

家チカ・高待遇・深夜勤なし・定着率良し(殆どのスタッフが10年以上勤務)

滑り止めもいくつか受けて、全部合格しました。
若いナースは売り手市場ですが、私は条件が悪いので意外でした。
それまでの経歴を高く評価して頂き、求人より高い額での採用。

まっ、准看相当の話で、3交代している正看護師よりチョイ上なレベルだけど…
職場のバランスがあると言われ、ココまで優遇してくれる所は今まで無かったから、
聞いた時は「えっ、そんなに頂けなくても…」と思わず言ってしまいました。

私って、メチャクチャ小市民なんですね…

資格差でなく、人格や経験で評価してくれたアットホームな職場。
「貴方のやりたかった看護を患者様の為に是非やって欲しい。」
それが一番嬉しかった。今までの事が全部救われた気分です。

アラサー後半は苦しい事ばかりで、不安な自分探しの日々でした。
若い頃の自分探しはまだ希望があったけれど…
格下の資格だし…家の事情で高看に通えないし…
進展を望めない人生に悲観していた時も〜
諦めない事、 頑張る事、今年はそんなワードを多く聞きますが、
本当に大事な事だなと改めて思います。

若い頃、有名なダンサーさんに言われた事。
「限界点は自分の見えない所にある。」
「ダメだと思ったら、そこで人生終わり。」
「命をかける位の気迫がないと、本物は手に入らない。」

耳が痛いです…弱っている時はちょっと出来ない。

運命と人生って面白いなぁ〜と思いました。
嬉しい事、悔しい事、不運な事、必然的に経験している。
あの時、あのタイミングだったから、こんな今日があるのカモ…
日々そんな風に思える事がよくある。

ネガな子供だったのに、ポジな大人変わりつつある事。

これが人生を通して、私の一番の成長カモしれない(笑

これまで関わって下さった方に感謝の気持ちいっぱい。
今までがあったからこそ今があるんだものね…

「大丈夫ですよ。」心から自信を持って患者様に言える日を願って…

“それぞれの立場に立った的確なケアが出来る、笑顔が素敵な看護師”

そんな出来るナースが私の目標です。

  1. 知らない間に色々苦労してたんだと思うと余計に…(T_T)
    何も助けてあげられなくてごめんなさいm(_ _)m

    応援してますよ〜!

  2. こんにちは!
    先日はコメントをいただき お返事もせぬままで失礼しました。
    今日は復活のご挨拶…と思ったのですが

    泣けてしまいましたよ~

    あすちゃん様、エライ!!!

    そんな思いをもって仕事をしているあすちゃん様、
    きっと、何モノにもかえがたい「感謝」という宝を
    患者さまにもらうはずです!

    私、小学5年生のころ
    1年近く大学病院に入院していたことがあります。

    いろんなお医者さん、医学生の人、
    看護師さん、給食や掃除のおばさん、
    次々に変わる入院患者さんや付添の人たち。

    本当にいろんな人たちが病院の中で言葉を交わしていたけれど
    心ざしのある人は、子供にもすぐわかります。

    がんばってくださいね。
    「目指すナースになれた」と思う日まで♪

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