暑さとバラ

開花期に一度ご紹介した “ローズポンパドゥール”

友人から譲り受けた際、デルバールのバラに興味を持ちまして〜
今年の春にフレンチローズをいくつかお迎えしました。

和訳でそよ風の名を持つ”ブリーズ”です。

爽やかな名前とは裏腹に、ゴッツイ枝(太くてトゲトゲ…)をグイーンと勢い良く伸ばし、
2番花の頃には私の目線かるーく超えました。大きくなる速さに驚いてプチ後悔。

「ランブラーとは違う意味でモンスターかもしれない…」と〜

でも、お花はコロコロして可愛いのです。
他のバラ様の様に開ききってビラビラにならず、
花びらを落とすまでカップ型の良い形を保ってくれます。
夜になると少し花びらを閉じる、お行儀の良さもあり、
花持ちも思ったより良くて、雨に打たれても全然平気!!

虫祭りになっても、ハダニ祭りになっても、影響を受ける事無く強健。

上手くお付き合いすれば、近所で評判の花になるかもしれない…

そう思ったのですケドね…

4本あった枝が、現在1本枝になってしまいました。
梅雨が過ぎて、1本づつ枯れていったのですよ〜

キャンカーかと思って即対応したのに、力及ばずでした。

長い枝を2本残し、ひこにゃんの様な姿で枯れ込みがストップ。
安心したのもつかの間… 1つの枝の葉が黄変し始め丸坊主に…
しばらく葉っぱ繁々の右枝、丸坊主の左枝と言う状態で過ごせましたが、
もう少しで暑さが和らぐかと思われた9月に1本になってしまいました。

何だろ？何だったんだろ？

気になって調べたらキャンカーではなく、高温障害だと結論が出ました。
同じ品種を育てている方のブログで発見しました。
症状が全く同じなので、多分間違いないと思います。

更に調べてみると…同じ品種で、同じ症状の方がチラホラいらっしゃいます。

バラ全体に言える事なのカモしれませんが、暑さに弱い子だったのカモ。

同時期にお迎えしたペッシュボンボン様も夏バテして元気がありません。
ブリーズ程ではないですが、夏の姿は可哀想でした。
未だに引きずっているご様子で、秋バラは諦めました。

デルバールは、我が家の過酷な環境には向かないのかしら？

そんな事を思っちゃう程に凹みましたわ…
勿論、私が悪いのは言うまでもないのですが…

私が大好きなローズファームケイジのバラ様です。品種は美咲。

以前も書いたのですが、ココのバラに出会わなければ、
バラ育てはしておりません。大好きなナーセリー様です。

今年、初体験のハダニ害が一番ひどかった美咲様。
ヒドイお姿になっても、初々しい葉を出し続け、
リセットされたと思えば、台風害で悲惨なお姿に…

文句も言わず、古い葉を落とし、またリセット。

頑張り屋さんです。

美咲様は暑くても咲きますし、花姿も余り乱れません。
切り花として、常に市場に出回るらしいので優秀なのですが、
私のお庭だと暑さで花が非常に小さくなります。

なので、今夏は摘雷を徹底して過ごしました。

現在、パワーを蓄え、沢山の蕾をあげています。
ギザギサとフリフリの花びらが可愛いと思うのですが、
頑張らせすぎると…

咲き始めがラマリエ風になってしまいます。
(確か、今年の4番花位かと記憶しています。)

特徴である、ギザギザやフリフリがいまいちなカンジ。

写真ではわかりにくいですが、花もうんと小さいです。

今秋は余り寒くならず、9月始めで辞めた摘雷が早過ぎちゃったみたいで、
ミニマムな花がしばらく続きました。
現在、2枚目の写真みたいな理想の花姿に近くなってます。
もっと寒くなってくれれば、ギザフリが 深くなると思います。

数あるバラの中で…

美咲様が綺麗に咲くと本当に嬉しい。

深い緑の葉っぱも美しく、私の庭に無くてはならないバラなのです♪