Jazzと私
- 2010年 5月30日
仕事のストレスでガチガチ…
そんな時、手っ取り早くストレス解消する方法として音楽を聴きます。
ヘッドホンして、ボリューム大きめ…一人の世界に浸って現実逃避をするのです。
よく聴く音はクラブサウンド。小さい時からあんまり聴かないのはJ-POP。
J-POPはタイアップ曲しかわからないので、学生時代に話題で苦労しました。
クラブと言っても、Hip Hopみたいにドンドコ重低音重視ではなくて、
ピアノの音が入った、Jazzベースの曲が好きです。
ちなみにクラブじゃないケド、Jazz Pianoならこの曲が大好き。
ピアノオンリーの曲ではないですが、高校生の頃に出会った曲で今でもよく聞きます。
私が何故JAZZが好きかと言うと…
幼稚園から中学卒業までピアノを習っていたのが影響しているのです。
小さい頃から感受性が豊かで、親が手を焼く程の扱いにくさ…
それ生かしたお稽古と、母親が習わせてくれたのがピアノでした。
お年頃になると、楽しげでカッコイイ旋律JAZZが弾きたくなったのですが、
先生から手が小さいからムリと言われ弾かせてもらえなかった。
「それよりも、小学生とは思えない表現力がある。」
感情を音に乗せるのは得意だったんですよね。
もっと叙情的テクニックを身につけろとベッタリ濃厚なクラッシック漬け…
今ならクラッシックの良さもわかりますが…
お子ちゃまが弾いても楽しくないクラッシック…
そんな嫌々やって上手くなるハズもありません。
でも、何としてもカッコイイ曲を弾きたかったんですよね〜
そこで同じお教室にあったエレクトーンに着目。
ご存知だとは思いますが、エレクトーンがどんなもんか、
知っている方が多いと思われる曲で拾って来ました。
多彩な音、2段鍵盤、ベダル鍵盤…何処を見てもエレクトニック。
お教室に来ている子が弾いている曲も今風のものばかり。
とっても格好良く見えました。
ちなみに元曲がコレ…
聞き比べれば違うケド、1つの楽器で近い所まで表現出来るのってスゴイです。
これをピアノで弾くと…
(このお方も上手です〜)
再生回数が一番多いだけあって、迫力ある演奏でまとめていらっしゃいます。
でも、ピアノはどうしても独特で単調な雰囲気に…
「エレクトーンでカッコイイ演奏がしたい。」と安易な子供心で作戦決行。
ところが、鍵盤の重み・技術の違いがあって、ピアノ→エレクトーンは簡単だけど、
逆は難しいのだそうです。指が回らなくなり、積み上げて来たものが無駄になると…
「ピアノに戻りたくても、戻れなくなるよ。」…先生に断固反対されて玉砕。
“のだめ”じゃないケド、叩いたりするスパルタな先生でピアノが苦痛になりました。
親が習わせてくれている恩もあって、ヤメたいとも言えない子供心。
でも、今思う…
「もっと真面目にやっていれば良かった。」
私がピアノで一番弾きたい曲がコレ…
超難曲…もう叶わない夢です。
その悔いが、今の人生の糧になっている。
Jazzを聞く度に子供の頃を思い出すからなのでした。